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┏┏┏[2004-2-10]┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
 「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
 名古屋ビジネス情報  主宰 川津商事株式会社
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   テーマ: 名古屋、新たな地勢戦略の始まり

昨年末、長谷工アーベストが行った調査、首都圏で最も住んでみたいあこがれの 街が公表された。1位が自由が丘であった。理由としては交通が便利、住環境の よさがあげられた。自由が丘は、最近テレビなどでもおしゃれな街の代名詞とな っている。これらで見るトレンドで名古屋の地勢を考えてみる。

調査結果
1.自由が丘 2.吉祥寺 3.鎌倉 4.三鷹 5.成城学園前 6.横浜 7.新浦和  8.二子玉川 9.田園調布 10.表参道

自由が丘は東急東横線沿線にあり、かつてのブランド住宅街田園調布の手前の駅 である。自由が丘の街自体には、斬新な大規模商業施設があるわけでもなく、商 店街を中心とした街づくりが人気となっている。しかし交通の便利さがあり、沿 線に二子玉川等があり大規模商業施設へのアクセスはの便利さは十分にある。

住んでみたい街の理由は「あこがれの土地」「優雅で高級そう」「買い物が便利」 である。自由が丘といえば名古屋にもある。昨年開通した地下鉄4号線の沿線で ある。名古屋の都心から言えば高台にあり、今まで交通アクセスが無かったゆえ に大きな商業施設の進出も無く閑静な住宅街である。

住んでみたい街に必要なインフラを上げるなら、高級・閑静な街造り、教育施設、 医療施設、そして都心への交通手段であろう。身勝手な言い方をすれば、大規模 商業施設などの迷惑施設がエリア内に無く、しかし近くにあり、都心へも最短で アクセスする事が可能というエリアになる。

名古屋の高等教育施設は八事、四谷、砂田橋エリアに集中しているといえる。こ のあたりは高級住宅街でもある。そしてこのあたりに遅ればせながらに地下鉄交 通アクセスが完成した。東京の例で言えば新規交通アクセスがイコールそのまま エリア間競争の核となっている。

もちろん交通アクセス間の競争もある。東急は割引回数券に区間を廃止した。い ろんな駅へのアクセスの選択肢を、サービスとして顧客に提供したのである。市 場にニーズに応えて新しいサービスを生み出している。

名古屋で新しく完成する交通アクセスは、万博がらみのリニアモーターカー、地 下鉄4号線の環状ループ、そして西名古屋港線である。

リニアモーターカーの効果は万博が終わってから見定められるだろう。地下鉄の ループ環状線は基点となる栄を含めて、名古屋の都心の街づくりにも即影響が出 てこよう。案外忘れられているのが西名古屋港線である。

名古屋駅前が大型プロジェクトで非常に強い地勢を持っている事は周知の通りで ある。名西名古屋港線ご基点となる名古屋駅西口は、名古屋を基点とする、南は 紀伊半島、北は飛騨、高山、北アルプス等の観光地への道路交通のインターフェ ースである。

中部新空港が出来れば更にその価値も高まるのではないだろうか?バス、自動車、 そして鉄道といった異なった交通のインターフェースエリアとなりうる可能性を 持っている。また国際色豊かな食材を持つ名古屋でも特異なエリアである。

名古屋も21世紀に入り、大きな社会インフラが再構築され始めている。選択肢が ある街が地勢を持とうとしている。地勢が市場ニーズの変化とともにダイナッミ クに変わろうとしている。

以上



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