ニュースレター
主宰:川津商事株式会社
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特記事項 弊社ニュースレターは、弊社の関係者及びお得意様に限定して不動産ビジネスを行う上で注目すべきテーマをタイムリーに取り上げ、問題点を共有する為の
ワーキングペーパーであります。公的機関を含む他のセクターへの提言、請願、上奏、不特定多数への拡散を目的としたものではありません。転用を禁止します。
取り上げる内容については、成熟した定説を取り上げるのではなく、早熟なテーマを取り上げるため、後から検証すると拙速な結論になってしまっていることもあります。
そう言った事を十分にご理解したうえで、ご参考にしていただきますようお願い申し上げます。
女性参画社会とは?
〈2019年1月20日〉
平成30年間の総括がいろんな方面でなされようとしている。日経
新聞の経済教室(1月11日)で、英エコノミスト元編集者が日本
の現在の男社会を形成している世代の大学時代の学生の男女構成比
と、今の大学生の男女構成比の違いを指摘している。
今の男性社会を形成した世代が学生時代である1980年代の4年制
大学への「進学率」を見ると女性が12-15%、男性が34-40%であ
った。最近では女性の進学率が50%に達し、男性との差も数%に
まで迫っている状況にあるという指摘だ。
つまり40年前の大学進学率の男女差が、現在の社会の決定権を握
る世代の男女比を表すという考えだ。これで行くと、今後徐々に女
性の社会への参画が始まるというものだ。この指摘が正しいとする
と、大学生の男女比の構成が80年代以降どのように変わっている
かを調べてみる必要がある。そのうえで今後の社会決定世代の趨勢
を予測する。
1980年大学生の男女比は男性が78%を占めている。1990年になる
と72%が男性である。2015年で56%にまで下がってきている。先
の日経のデータは進学率であるのに対してこれは全大学生の男女比
である。これを見ても男女比が変わってきていることが分かる。
関係学部(カテゴリー)別の1980年と2015年の男性比率の変化推
移を見てみると、
工学部2015年98%→1980年86%、
商学経済学 95%→72%、
法学政治学 92%→69%、
理学部 84%→73%、
医学部(専門) 87%→67%、
農学部 88%→56%、
教育学部 47%→41%、
人文科学 41%→35%
となる(学校基本調査より)。
特異な学部はやはり教育学部だろう。これだけ昔から女性が進出し
ていながら男性社会を形成しているということは、市場ゆがめるか
なり歪んだ制度市場ということになっていると言えよう。女性の良
さを市場が有効利用していないことになる。
2015年学校基本調査から全国大学の同名学部合計別の「女性学生
比率」を見てみると、学生合計規模数500名以上の学部名数375の
内訳は、女子大12学部、女性比が75%以上が42学部数、50%以
上が172学部数、逆に女性比率25%以下が76学部数となってい
る。女子大をのぞいたすべての学部集計別女性が占める比率順位を
末尾に添付した。
このデ
ータから、福祉、介護、国際コミュニケーション、地域コ
ミュニケーション、食文化、そして観光学部で女性優位が確認でき
る。一方、情報工学系はやはり男性学生優位となっている。極論を
言えばコミュニケーションを要する分野は女性学生優位、男性優位
分野ではデータでものを言うことが成功の元となるのか・・・・?
感覚の女性・理論の男性、右脳左脳の違いが出てるともいえよう。
当ニュースレターでは、将来の日本経済の方向性は、既存の製造業
に維持の他に、世界的に需要が高まる農業食料ビジネス、長寿社会
に向けての福祉スポーツ、それと日本の観光ビジネスにあるとして
いる。
これらの新分野の展望を見ても女性学生数が増えており、新しく成
長すべき分野は女性が担う部分があるということになる。今の男女
参画政策は、分野に関係になくすべてに女性の参画を推進するもの
である。当然理系の製造ものづくり分野へも女性を送り込もうとし
ている。「理系女子」という言葉を使ってマスメディアしているこ
とが顕著な例である。
しかし考えてみれば、無理がある分野へ押し付けるのではなく、本
来の特性、あるいは参画することに合理性がある分野に、先んじて
女性参画の政策を重点的に行うことも必要だろう。むしろそこの女
性参画の突破口があるように思える
末尾データにおいて女性が進出する可能性が無い分野(25%以下)
は、データに基づく情報工学系の学部である特徴がある。その中で
数少ないデータ系でない学部を探すと、不動産学部、経政学部、経
済学部、商経学部等がある。
今、政治には行き詰まり感がある。政治に必要なのは理論ではな
く、むしろコミュニケーションの時代だ。商学・経済も市場を分析
するデータサイエンスの時代に移りつつある。これらの分野で女性
の進出が少ないのは理解できる。
問題は不動産学部である。女性進出の可能性が明らかに少ない。デ
ータ解析系に進まなければ、今のままでは消え去るカテゴリーかも
しれない。
学部別女性学生比率順位2015年
心理福祉学部 99.2%
家政学部(群) 98.7%
国際交流学部 98.6%
学芸学部 97.9%
栄養科学部 96.7%
医療看護学部 95.6%
保育学部 95.3%
看護栄養学部 94.3%
生活科学部 94.3%
発達教育学部 93.7%
栄養学部 93.6%
人間生活学部 93.4%
管理栄養学部 92.9%
食文化学部 91.0%
現代生活学部 90.8%
服装学部 90.3%
健康生活学部 90.1%
国際情報学部 89.7%
看護学部 89.3%
交流文化学部 88.5%
福祉貢献学部 86.5%
保健看護学部 86.5%
看護リハビリテーション学部 86.3%
地域保健学域 85.7%
人間関係学部 85.6%
看護福祉心理学部 85.2%
食物栄養(科)学部 83.3%
子ども科学部 83.1%
健康栄養学部 82.9%
児童保育学部 82.2%
ホスピタリティ・ツーリズム学部 81.7%
服飾学部 81.5%
子ども教育学部 80.8%
保健福祉学部 80.7%
人間文化学部 80.4%
文化政策学部 79.6%
音楽学部 79.1%
現代国際学部 78.6%
動物看護学部 77.0%
人文科学部 76.9%
芸術文化学部(群) 75.2%
人間教育学部 75.2%
国際社会学部 74.9%
文芸学部 74.5%
グローバルビジネス学部 74.3%
マネジメント学部 73.9%
保健医療技術学部 73.9%
美術学部 73.7%
美術工芸学部 73.4%
こども心理学部 73.2%
国際観光学部 73.1%
ヒューマンケア学部 73.0%
保健医療福祉学部 72.9%
国際コミュニケーション学部 72.3%
環境人間学部 71.6%
国際英語学部 71.6%
メディア造形学部 71.4%
人間総合学部 71.2%
人間科学部 71.0%
看護福祉学部 70.8%
異文化コミュニケーション学部 70.5%
造形学部 69.9%
人間発達(科)学部 69.8%
マンガ学部 69.8%
言語文化学部 69.8%
文化情報学部 69.4%
子(こ)ども学部 69.2%
心理学部 69.1%
グローバル地域文化学部 68.6%
教育福祉学部 68.3%
保健学部 68.2%
人間情報学部 68.0%
保健科学部 67.9%
総合人間科学部 67.7%
健康医療科学部 67.6%
健康福祉学部(群) 67.3%
健康科学部 67.0%
芸術学部 66.7%
メディアプロデュース学部 66.4%
人間社会学部(域) 66.2%
グローバル・コミュニケーション学部 65.8%
現代心理学部 65.7%
文学部 65.4%
英語国際学部 65.2%
文化教育学部 65.2%
人間健康学部 65.2%
教育福祉科学部 65.1%
国際日本学部 65.0%
社会情報学部 64.9%
ビジネスマネジメント学群 64.9%
地域教育文化学部 64.9%
英語キャリア学部 64.5%
国際地域学部 64.5%
外国語学部 64.3%
食産業学部 63.9%
総合文化政策学部 63.6%
国際言語学部 63.5%
国際人間(科)学部 63.4%
現代社会学部 63.4%
医療衛生学部 63.0%
現代マネジメント学部 63.0%
食環境科学部 63.0%
人文学部(群) 62.9%
文化学部 62.5%
臨床心理学部 62.5%
総合文化学部(群) 61.8%
デザイン学部 61.7%
観光学部 61.6%
国際人文学部 61.6%
医療福祉学部 61.5%
医療保健学部 61.5%
国際学部(群) 61.4%
国際教養学部 61.2%
総合福祉学部 61.0%
アジア太平洋学部 60.9%
児童スポーツ教育学部 60.9%
流通科学部 60.8%
地域創造学部 60.7%
国際こども教育学部 60.7%
教育地域科学部 60.7%
人間学部(群) 60.2%
教育人間科学部 60.2%
子ども発達学部 60.1%
心身科学部 59.4%
事業構想学部 59.4%
国際文化学部 58.7%
現代人間学部 58.4%
薬学部 58.2%
言語コミュニケーション学部 58.2%
社会イノベーション学部 58.1%
保健医療学部 57.9%
心理科学部 57.5%
現代文化学部 57.5%
文化構想学部 57.4%
国際総合科学部 57.3%
観光産業科学部 57.2%
人文・文化学群 57.2%
マネジメント創造学部 57.1%
現代中国学部 56.9%
応用生物科学部 56.8%
獣医学部 56.7%
発達科学部 56.4%
医療福祉マネジメント学部 56.3%
教育学部 56.3%
社会福祉学部 56.2%
総合管理学部 56.1%
人間福祉学部 56.1%
健康プロデュース学部 56.0%
現代福祉学部 55.7%
キャリアデザイン学部 55.5%
教育文化学部 55.4%
表現学部 54.8%
現代教育学部 54.0%
畜産学部 54.0%
教養学部 53.9%
法文学部 53.9%
コミュニティ福祉学部 53.9%
リベラルアーツ学部(群) 53.4%
医療科学部 53.3%
現代ビジネス学部 53.0%
グローバル・メディア・スタディーズ学部 52.8%
学校教育学部 52.5%
メディア・芸術学部 52.3%
保健衛生学部 51.5%
人間開発学部 51.5%
神学部 51.4%
地域学部 51.3%
生物資源環境学部 51.1%
総合科学部 50.8%
医療技術学部 50.5%
国際関係学部 50.4%
医薬保健学域 50.2%
応用生命科学部 49.7%
政策創造学部 49.7%
芸術情報学部 49.7%
芸術工学部 49.1%
福祉社会学部 49.0%
社会学部 48.5%
人文(・)社会(科)学部(群) 48.4%
コミュニケーション学部 48.3%
応用バイオ科学部 48.2%
生命健康科学部 47.9%
生命(・)環境(科)学部(群) 47.8%
サービス経営学部 47.6%
園芸学部 47.2%
社会・国際学群 47.0%
健康メディカル学部 46.9%
都市経営学部 46.6%
医学部(群) 46.4%
医療健康(科)学部 46.2%
総合人間学部 46.1%
ライフデザイン学部 45.8%
リハビリテーション学部 45.3%
ビジネス学部 45.2%
情報コミュニケーション学部 45.0%
生物資源科学部 44.7%
応用心理学部 44.5%
産業社会学部 44.4%
都市生活学部 44.2%
平成27年度 44.1%
総合リハビリテーション学部 44.0%
生物生命学部 44.0%
生命科学部 43.8%
環境科学部 43.8%
総合社会学部 43.6%
医療学部 43.6%
農学部 43.4%
政策学部 43.2%
応用生物学部 43.1%
生物資源学部 42.8%
映像学部 42.7%
現代システム科学域 42.2%
歯学部 42.0%
国際政治経済学部 41.8%
海洋科学部 41.3%
未来創造学部 41.1%
グローバルスタディーズ学部 40.8%
人間健康福祉学部 40.6%
現代ライフ学部 40.6%
農学生命科学部 40.5%
歴史学部 40.1%
政策科学部 40.1%
体育学部 39.4%
総合政策学部 39.2%
地域医療学部 39.0%
次世代教育学部 39.0%
産業情報学部 38.6%
農食環境学群 38.4%
文理学部 38.3%
メディアコミュニケーション学部 38.1%
福祉健康学部 37.5%
人間環境学部 37.4%
都市教養学部 36.7%
海洋生命科学部 36.5%
医用工学部 36.4%
生命医科学部 36.2%
公益学部 35.8%
口腔歯学部 35.8%
国際食料情報学部 35.8%
国際経営学部 35.4%
デザイン工学部 35.3%
サービス産業学部 35.0%
メディア学部 34.9%
地域政策学部 34.5%
流通学部 33.7%
商学部 32.9%
生命工学部 32.7%
サービス創造学部 31.8%
生物産業学部 31.4%
臨床教育学部 31.2%
経営学部 31.1%
環境情報学部 30.9%
スポーツ科学部 30.8%
法政経学部 30.8%
法学部 30.7%
環境学部 30.6%
社会安全学部 30.4%
デジタルコミュニケーション学部 30.3%
生物理工学部 30.3%
情報社会学部 30.3%
スポーツ(・)健康(科)学部 30.3%
地域環境科学部 30.0%
体育専門学群 30.0%
21世紀アジア学部 30.0%
学校教師学部 29.7%
総合教育部 29.4%
メディア情報学部 29.4%
経営経済学部 29.4%
ネットワーク情報学部 28.9%
神道文化学部 28.8%
総合マネジメント学部 28.5%
化学生命工学部 28.2%
情報マネジメント学部 28.1%
水産学部 28.1%
都市環境学部 28.0%
情報文化学部 28.0%
スポーツ健康政策学部 27.6%
社会科学部 27.5%
現代経営学部 27.5%
生物学部 27.4%
理学部 27.1%
バイオサイエンス学部 27.1%
建築学部 26.3%
政治経済学部 26.3%
繊維学部 26.1%
バイオ環境学部 26.0%
工芸科学部 26.0%
危機管理学部 25.3%
経済学部 25.0%
バイオ・化学部 24.8%
生涯スポーツ学部 24.8%
地域共創学部 24.6%
生物地球学部 24.3%
スポーツ学部 24.1%
国際環境工学部 23.5%
システムデザイン学部 23.4%
生命理工学部 23.2%
先進理工学部 22.6%
環境理工学部 22.3%
不動産学部 22.2%
経営法学部 21.8%
経済情報学部 21.8%
未来デザイン学部 21.7%
創造理工学部 21.4%
法経学部 21.2%
総合数理学部 20.8%
海洋学部 20.5%
経営情報学部 20.4%
総合情報学部 19.7%
政策情報学部 19.6%
仏教学部 19.6%
経済科学部 19.5%
現代法学部 19.4%
環境創造学部 19.2%
地球環境科学部 19.1%
総合経営学部 18.9%
教養部 18.8%
情報学部(群) 17.8%
システム情報(科)学部 17.5%
情報メディア学部 17.2%
海洋工学部 16.8%
未来科学部 16.7%
産業理工学部 16.5%
商経学部 16.4%
情報フロンティア学部 16.3%
環境都市工学部 16.3%
基礎工学部 16.2%
社会環境学部 15.9%
政経学部 15.8%
基幹理工学部 15.7%
ソフトウェア情報学部 15.4%
システム工学部 15.2%
情報通信学部 15.2%
理工学部(域)(群) 15.0%
生産工学部 15.0%
現代政策学部 14.9%
知識工学部 14.9%
システム科学技術学部 14.7%
総合理工学部 14.7%
環境・建築学部 14.4%
経済経営学部 14.2%
工学資源学部 13.9%
ビジネス情報学部 13.9%
医療福祉工学部 13.5%
知的財産学部 13.2%
情報工学部 13.1%
流通情報学部 12.9%
都市情報学部 12.2%
情報理工学部 11.8%
情報科学部 11.7%
情報環境学部 11.6%
社会システム科学部 11.3%
工学部 11.0%
海事科学部 10.6%
システム理工学部 10.3%
知能情報学部 10.1%
コンピュータ理工学部 9.8%
総合光科学部 9.4%
技能工芸学部 7.0%
コンピュータサイエンス学部 6.7%
情報通信工学部 4.2%
創造工学部 2.7%
創生工学部 2.4%
以上
女性参画社会、 大学学生、 女学生、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、