ニュースレターバックナンバー

====[2010年7月25日]==
「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
名古屋ビジネス情報
主宰 川津商事株式会社
===============
名古屋・不動産に関するビジネス情報誌「名古屋ビジネス情報」 へのご登録ありがとうございます。当社は不動産にとどまらず 広くビジネス情報をお届けいたします。今回は、

テーマ:

国家財政破綻と旗艦航空産業



ギリシャの財政破たんがヨーロッパをはじめ世界経済に大きな影響 を与えていることは周知のとおりである。同様のリスクを含んだ国 がスペイン、ポルトガル、イタリア・・・といくつも挙げられその 波及リスクの大きさが懸念されているわけだ。

イタリアの人たちで懸念されているのが、ギリシャで起きている破 たんの原因の多くがイタリアにも当てはまるというものだ。財政赤 字、公的部門の不効率、大きな政府、不正等などだそうだ。

日本も借金は多いが、そんな3流の国とは違うという反論がもっぱ らである。プライドが許さないようだ。

違った観点から見てみよう。国家経済が破綻した国もしくは破たん が懸念されている国では、それぞれ国を代表し、国のフラッグを掲 げて世界中を闊歩していた航空会社が、ほとんどの国で破たんして いる共通点がある。

破たんというと言い過ぎかもしれないが、いわゆる国を代表する公 営企業体、もしくは準公営企業体が行き詰まり身売りあるいは破た ん縮小している現実がある。

例えばスペインのイベリア航空は老舗の航空産業史を代表する企業 である。特にヨーロッパ・南アメリカ間を代表し、成田にも最近ま で就航していた。世界トップクラスの航空会社であったが2007 年に買収の計画が持ち上がり、現在ブリティッシュ・エアウェィズ との統合が進んでいる。

イタリアのアリタリアも大きな会社であった。一時期経営難に加え てストライキでしばしば話題になったが、最近では話題にも上らな くなった。

必ずしも公営企業ではないが、ドイツのルフトハンザ、フランスの エールフランスが順調に経営がなされている。イギリス、アメリカ でも航空会社の破たんは起きているが国際市場で依然大きなポジシ ョンを占めている。

最近ではドバイのエミレーツ航空の隆盛は目を見張る。韓国がハブ 空港化に成功しているとすれば、それは後押ししている国家政策が 世界で認められていることになる。日本も言うまでもなく国を代表 する航空会社の再建が今問題になっていることは言うまでもない。

問題は、ビジネスである以上様々なリスクに直面して経営が悪化す ることは当然ありうることであるが、その問題を国家政策として効 率良く処理できさらに前に向かって成長できるかどうかである。

飛行機をよくつかわれる方ならすぐに理解できよう。日本の空港を ハブ空港化しようというが、シャルルドゴール、フランクフルト、 デトロイト、ドバイのハブ空港をみると、ハブ空港化は日本で言わ れている空港施設の問題だけではなく、そこを中心に世界中に飛ば す飛行機があって初めて他の航空会社が集まりハブ空港となる。

国が後押しする産業が順調に成長することが、その国家政策の健全 性を反映しているともいえよう。国が後押しする産業が世界で通じ ないということは、その国自体が世界で通じないことを意味してい るのではないだろうか。

日本のフラッグシップが飛べなくなりつつあることは何を意味して いるのであろうか?「日本はギリシャ、スペイン、イタリアなどと は違う」という人たちは、何を持って将来を見ているのだろうか?

さて前置きはこのくらいにして、丸栄百貨店の興和不動産主導での 再建が明確になった。かねてから進んでいた計画であり、栄にもた らすインパクトが期待さているわけだ。

しかし懸念するのは、ここに至るあるいは今後のスピードの遅さで ある。起業再生に携わる方なら理解できよう。再生がいったん持ち 上がればスピードが要求される。栄の再生がゆでガエルになってしまう。

最近新たにいろんなシンクタンクから栄の再生に関する意見がたち あがっている。不動産開発はその地域の経済の活性化の起爆剤とな える。名古屋駅前がその通りである。名古屋元気経済のネタを議論 しようではありませんか。

以上

 


| ニュースレター |  

ご質問などがございましたらお気軽にお問い合わせください。

川津商事株式会社 川津ビル株式会社 
弊社へのお問い合わせ