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====[2010年3月1日]==
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名古屋ビジネス情報
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松坂屋名古屋駅前店閉店決定



とりあえず、トヨタがんばれ!ある英字新聞に、トヨタ社長の写真 が大きく取り上げられ、トヨタのリコール問題が取り上げられてい たが、その内容はほとんどがトヨタの記事より日本経済の凋落ぶり の内容であった。

来年には日本の唯一のステータスであった世界第2位の経済規模が 中国に追い越され、国の財政収支の悪化が進み、人口減少に対して 有効な手だてがなされず放置され、極度の高齢化社会になり、移民 を受け入れず・・・の列挙がなされていた。

海外のメディアはトヨタのリコール問題は、むしろトヨタの問題で はなく、日本経済の凋落ぶりの象徴のように扱いたいのではないだ ろうか。われわれ自身がこれを市場の意思として受け止めねばなら ないのではないか?

先般取引先の東京から電話があり、少しは動くようになって何か良 い報告はないかと言う問い合わせである。え?景気が良くなったど こが?と思わず聞き返してしまった。

東京では大企業中心に多少業績の上向きが出てきたようだ。大企業 が集まっている東京ならではの感覚かもしれない。名古屋の不動産 市況を説明すると「トヨタ2番底がありうるか?」といわれてしま った。

しかし東海エリアでも鉱工業生産指数が上がってきているという発 表がなされるなど、一応の底割れの回避は見て取れるわけだ。

さてそんな中で松坂屋の名古屋駅真からの撤退が正式に報道された。 これは市場の収縮というよりは、成長の可能性のある名古屋駅の場 所取り合戦である。しかし松坂屋、トヨタの調整が名古屋経済の凋 落にイメージにつなげることは避けたいものだ。

今週の日経MJに閉店した百貨店のその後の動向を特集していた。 その特徴は特に地方の小さな市場の百貨店跡地において、その跡地 利用が決まらず放置されている実態が見て取れた。

トレンドは、一企業の経営努力よりも、市場の成長、市場の体力勝 負ということになりそうだ。日本のように全体のパイの成長が頭打 ちの状態では、市場の成長はある意味でパイの取り合いである。市 場がパイの取り合いでも何でも成長しているかいないかがその中の ビジネスの収益を左右しているといえよう。

名古屋駅前はJR、名鉄の沿線の商圏の吸収によって市場を拡大さ せている。現況名古屋駅の名鉄、JR、地下鉄、近鉄の合計の一日 の乗降者数が約約百万人である。これに次ぐ金山駅が38万人、栄が 23万人、以下大曽根11万人、千種10万人、伏見9万人となってい る(複数社のHP資料より)。

そして百貨店がそれぞれ5000台以上の駐車場スペースと契約して いる。百貨店はそれぞれ重複して駐車場と契約しているが、百貨店 店舗数が増えるとそれだけ駐車場能力も増える。

これが名古屋の商圏のアクセス収容能力となる。明らかなのは市営 地下鉄だけの鉄道輸送能力の限界である。市場を獲得するためのア クセスの重要度が鉄道になり、その拡大の可能性が商圏の可能性に なるわけだ。

左記に公表されている日本の所得の高さをしめす県民所得の上位は 東京、愛知、神奈川、静岡、滋賀、大阪でありいずれも日本の経済 機軸である東京―大阪間の沿線上にある。商圏には経済機軸が非常 の重要である。

名古屋経済圏の経済機軸は、かつてで言えば、名古屋駅、広小路、 栄である。果たして今はどうだろうか?広小路が中抜けし、東の出 口の栄のポジションが定まらない。これでは商圏も定まらない。愛 知県、東海地方の鉄道網の再構築が必要となるわけだ。

以上

キーワード: リテール市場、百貨店、松坂屋

 


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