
====[2009年11月25日]==
「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
名古屋ビジネス情報
主宰 川津商事株式会社
===============
名古屋・不動産に関するビジネス情報誌「名古屋ビジネス情報」 へのご登録ありがとうございます。当社は不動産にとどまらず 広くビジネス情報をお届けいたします。今回は、
テーマ:なぜ京都へ行くのか?-観光産業-
まさに秋の錦秋シーズンの真っ盛りである。高速道路の割引も手伝 って特に東海地方からの関西方面への観光が盛り上がっているよう だ。
名古屋を中心に200km圏内に日本の国立国定公園の3分の1以上 が入っている。日本の観光資源の一大中心地になるわけだ。その中 でも鈴鹿越えルートの高速道路が整備され名古屋から奈良、京都方 面へのアクセスがグレードアップした。
名古屋の道路事情と京都の道路事情はまったく違う。名古屋の広い 道路のつもりで、ちょっとしたワンボックスカーでいくと、京都の 路地のような道はすれ違うことが出来ない。大渋滞となる。なには ともあれ、なぜ京都に行くのか?名古屋にないものは何かを考えて みたい。
まず第一に京都にあって名古屋のないものは季節感であろう。季節 を彩る年中行事だけでなく都市の植栽が織りなすイメージである。 神社仏跡はむしろ借景があってはじめて存在感が出てくる。
この時期の季節感を演出するツールの代表がもみじなどの落葉樹で ある。落葉樹ほど都市の行政にとって人泣かせな物はないだろう。 しかしニューヨーク、ロンドンなどの四季がある大都市ではすべか らく落葉樹による秋の演出が都市のイメージをアップしている。ニ ューヨーク、ロンドンは街路樹で季節感を出しているのではない。 公園がその主役である。
現実味はないかもしれないが、栄の久屋大通から名古屋城にかけて 秋にもみじによる紅葉が映えたらそれは壮観であろう。街路の南側 は高木、北側を低木の落葉樹と言うぐわいに使い分けることも面白 い。
ちなみに奈良の法隆寺では、もみじと桜が交互に植えてある。秋は 桜が枝だけになり物悲しさともみじの紅葉が自然な趣を演出してい る。
日本では都市の街路樹としてはハナミズキが最近増えているそうだ。 都市の諸事象から適しているそうだ。これの樹木のカラーは初夏に 花をつけ、秋には赤い実をつける。春と秋を楽しめられるすばらし い木である。
高木であり、春と秋両得ということはどちら付かずということにな るのであろう。春の代表は桜である。最近は花粉症などの影響で春 のイメージが良くないのは筆者だけかもしれないが。
悲しいことに名古屋では、イチョウの街路樹を黄葉して葉っぱが落 ちる前に剪定してしまうケースが多い。落葉樹自体をなくしてしま っている。最近桜さえも減っている。行政コストを考えるといたし 方ないことである。この辺の仕組みを変える必要があろう。
行政ではなくボランティアが落ち葉をかき集める風物詩の仕組み。 野焼き等が出来る仕組み。都市景観を市民ボランティアで管理する 仕組み。このようなバックグランドがあってはじめて手作りの季節 を享受でき、外からも感じられる季節のある都市になるのであろう。
季節感が少ないのと同様に日本の街づくり、景観に色がないと思い がちである。外国の人から見ると木造、かわらの色があるのかもし れない。ヨーロッパのカーキー色の屋根、白い建物、レンガ色の街 並みなどは単にわれわれが外から見ている色なのかもしれない。
日本にレンガ色や、リゾートカラーを持ち込んでも意味がない。木 造建築の町屋・屋根瓦こそが日本の色であろう。問題は借景の色こ そが季節感だと考える。
もう一度考えてみよう。東京にも、大阪にも季節感はない。海外の 都市には季節感がある。花のパリ、秋のニューヨーク、錦秋のロン ドンなどである。長い意味で大きな目標になるのではないか。
以上
キーワード:観光都市、季節、京都、色
弊社へのお問い合わせ |