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====[2009年10月1日]==
「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
名古屋ビジネス情報
主宰 川津商事株式会社
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ユニクロ栄店の出現



地価がさがりつづけている。確かに名古屋の都心部を見ても空き店 舗が増え、都市の収益性が益々悪化している。

百貨店が業績を落とし、高級ブランドショップも同じである。単に 景気が悪くて収益が悪化しているのか?リスクプレミアムが高すぎ るのか?飽和状態になりダイナミズムを失った市場になってしまっ たのか?

さてファストファッションの雄ユニクロが栄に今秋オープンしよう としている。既に愛知県下で42店舗あり、大型店となる予定である。 出店場所は市場原理を思いっきり利用して、かつて栄市場を席巻し た家具関連ビジネスのインテリ用品のインザルーム名古屋が退店し た後におさまる。

今ではユニクロは全国の百貨店から出店依頼があり、百貨店の低価 格戦略の目玉となりつつある。そんな中で名古屋は独立店舗を選択 した。現在名古屋の百貨店は、近郊の大型スーパーの低価格商品を 競争相手として低価格商品戦略をとり始めているが、足元にも競争 相手が来たわけだ。

一方百貨店に入店している高級ブランドでは、百貨店の低価格商品 化と同列とみなされるのを嫌い、店舗位置の変更要求や、いざとな れば撤退も考えられている。

ルイヴィトン、グッチ等の超高級ブランドの業績は、日本以外のア ジアで好調を維持しており大きな落ち込みは見られない。落ち込ん で切る日本では、特に10万円以上の高額商品が低調で、低額商品中 心の店舗品揃えに切り替えつつあるようだ。

中心価格が5万円前後中堅ブランド、コーチ、バリー等がそれほど 落ち込んでいない。高額商品に対する触手が伸びていない市場の現 状を読み取る事ができる。このような高額商品の低調と反対にユニ クロ等のファストファッションが成長しているわけだ。

名古屋の都心部のリテール市場でも、同様な流通市場のトレンドを 背景に、収益性が伸びていないわけだ。この現状を受けて将来どう すべきか?と言う事になる。当面、百貨店と様々な小売ブランド店 舗のバランスのある共存が避けられないだろう。

ファストファッションは高級ブランドとは違うが、マーケティング 戦略上ではブランド戦略の延長線上にあるものである。スマートに 賢くブランドと付き合いたいと言うニーズに応えたビジネスモデル である。

現在、ニューヨークの5番街では、高級ブランドショップ店の中に ファストファッションションショップが混在している。アルマーニ エクスチェンジ、ザーラ、バナプリなどなど。そして百貨店の取扱 商品は5万円くらいまでの低額のブランド商品が中心である。或い は超高級ブランドばかり集めたバーグドルフグッドマンのような百 貨店である。重要なことはどれもブランド商品の市場である点であ る。

商業地の構造が高級ブランドショップ、ファストファッションショ ップ、そして低額商品取り扱いの百貨店の共存である。ただ百貨店 のビジネスモデルが劣化している状況を傍観しているだけでは、都 心部が停滞したままである。いろんなブランドのビジネスモデルが 参入したくなる都市構造を先取りする必要がある。

ただしこのようなファストファッションのビジネスモデルのすべてが、 果たしていったいどれだけ日本経済に貢献するのか?は精査する必要 がある。この点はいずれ又議論したい。

以上

キーワード:グローバル経済、内需、百貨店、ユニクロ、低額商品

 


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