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====[2009年6月25日]==
「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
名古屋ビジネス情報
主宰 川津商事株式会社
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  テーマ:緑

実際自分自身に何かが差迫らないと、まるで他人事のようにしか考 えられないのは、確かに情けない。今国会で問題になっている脳死 の問題もその立場でまったく違ってこよう。さてまた都市型集中豪 雨のシーズンになってきた。これも実際に被害にあったのと、あっ てないのではまったく思いが事なる。

先般も中川区という極小エリアで集中豪雨があった。考えるに果た して「集中豪雨」という言葉が正しいかどうかも疑問である。従来 の都市の許容限度を簡単に超えてしまう大量の雨が頻繁に出現する 状況にある。

問題は大量の雨ではなく、都市の許容限度の問題になってこよう。 今行政側でも順次都市の雨水対策の地下施設の整備を進めている。 昨年も取り上げたが、冠水した道路で、更に自動車が通ると、車の 推進波による水の波がまるで海岸の波のように、沿線民家に打ち寄 せてきて二次災害を生む事になる。

実際に、この水の衝撃波で、水が通りの奥まで打ち寄せてきて被害 にあった方の話では、道路を封鎖して車を走らせないようにできて いれば被害の拡大は防げたはずだ。これはむしろ人災だという声を 聞いた。災害に対する対処ノウハウもこれからもっと蓄積されない といけないだろう。

確かに良く見てみると、日本の道路はすべて道路の中央が高くなっ ており、歩道、或いは民間住宅との境界のほうが低くなっている。 当然あふれた水は民家のほうに押し寄せてくる事になる。更にそこ を車が通れば車が水を跳ね上げ、道路にたまった水を民家に打ち水 している事になる。

仮に反対に道路の中央が低く、更に走路の中央分離帯が浸透枡にな っていれば道路に完遂した水は中央に流れ込み、民家への被害は最 低限に抑えられるだろう。新しい都市構造の模索をする必要がある ようだ。もっとも道路の高さを変えるなんて事は都市構造すべてや り直す事で現実性がない夢であるという声が聞こえてきそうだが・・。

当ニュースレターは相変わらず夢物語ばかりであるというご批判が 聞こえてきそうだ。いつもながらの前置きはさておいて、名古屋市 の新市長が名古屋駅前に開府400年を記念して樹齢400年のヒノキ の植樹の構想を打ち上げている。その現実性の難しさに新聞は「夢 物語に終わってしまいそうだ」と断定している。

その理由は、樹齢400年の木の移植に要する様々な問題。現実に既 に名古屋駅前の地下には地下街がありできない等の問題が挙げられ ている。最近の夢は、向かって求める事を夢とするのではなく、で きない事を夢というのだろうか?

もし夢であるなら、その夢を実現させてやろう、夢を応援してやろ うと立ち上がる先人たちが昔は多くいたもんだ。それはその夢の実 現にむかってたとえ能動的な主体になれなくても、やがて社会全体 のプラスになると考えるからだ。

名古屋のフロントである名古屋駅前に、木曾シンボルの木があるこ とは非常に面白いと思う。名古屋の産業の歴史は木曾のヒノキから 始まっている。実現を妨げるものになん大儀があろうか?もっとい ろんな議論をすることを面白いはずである。

世界に冠たる名だたる都市型の観光都市の特徴は、季節感がある事 である。秋のニューヨーク、秋の黄金の後援に代表されるロンドン、 花のパリ、花のフィレンツェ・・・。これらの都市の季節感は、ほ とんどが都市の植栽が放つ色によって演出されるのである。

名古屋が、もし世界に名だたる都市を標榜するならやはり植栽が非 常に重要になるだろう。ただ日本では環境イコール緑、都市の植栽 イコール緑のワンパターンでしかない。季節感を演出する植栽は四 季を感じる紅葉樹、落葉樹である。必ずしも常緑樹ではない。

弊社の以下のサイトに掲載されている第1ページ目の名古屋駅前の 写真は、秋に写したものである。銀杏が黄金色を放ち、名古屋駅前 の高層ビル群に囲まれたコンクリートジャングルに色を与えている。

http://www.kawatu.co.jp/nagoya/topic3/nagoyaeki2006.html
この写真の特徴はもう一つある。この写真はJR高島屋の15階のエ ントランスから写したものである。名古屋駅前の特徴は、高層ビル の随所に囲まれて、しかもそれらビルの各パノラマ施設(エントラ ンスホール、展望エレベーター等)の高い目線から多くの人たちが 見る機会が多い。名古屋のフロントの顔は、グランドからの視線だ けではなく、いろんな角度から見られているという事である。

名古屋駅前にある今のモニュメントは今までの名古屋の特徴を現し ていた功績は認めるが、これからの環境重視の都市構造にふさわし いかどうかは、今後議論があってもおかしくはない。

個人的には、緑一辺倒ではなく、せっかく桜通りに銀杏並木があり 季節感があるのだから、名古屋駅のフロントにも常緑樹ではなく季 節感がある植栽がほしいという選択肢もあってよいと思う。秋に名 古屋駅を降りたら駅前に錦秋を象徴するイチョウの黄金の塊があっ ても良いのではないかと考える。

名古屋駅前のビル郡の間に垣間見る秋の真っ青な空に映える、真っ 赤に紅葉したもみじがあるのも、平安絵巻の霞の間から十二単の美 女が少し顔を出すチョイ見せ感覚で観光客の心を釘付けにする事に は間違いない。少々興が過ぎ始めまだしたのでこの辺でやめます。

ただ樹齢400年の老木を、名古屋駅前の排気ガスの真ん中に置くに は可哀相な気がする。最も車がすべて電気自動車になればまったく 問題ないだろう。「守ろう樹齢400年」をスローガンに環境を推し進 めるのも少々飛躍しているかもしれないが面白いと思う。

もう一度前出の名古屋駅前の写真を見ていただきたい。銀杏並木の 黄金の色に微妙な違いがある。道路南側はビル陰になる部分でこの 沿線側は完全に黄色にならずに散ってしまっているのが現状である。 400年の老木が名古屋駅前で生存できるかどうか?街づくりの非常 に重たいテーゼになるかもしれない。

追記
今回は非常に主観的な内容になってしまいました。ただこれが夢で あるなら、是非応援したくなる。夢はやはり実現する努力をするも のであって、揶揄したりあきらめたりしたりするものではないはず だ。すばらしい夢であれば必ず周りが応援してくれるのが世の中で ある。これからの若い人たちにはそう考えていただきたい。

以上

 


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