
====[2009年5月1日]==
「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
名古屋ビジネス情報
主宰 川津商事株式会社
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テーマ:原宿にオープンしたフォーエバー21の上位イメージは?
不況でもインフルエンザ禍でも市場はダイナミックに行き続ける。 今東京で注目を集め原宿にオープンしたアパレルショップブランド 「フォーエバー21」のブランドの上位イメージはなんだろうか?
マーケットは生き物である。それに合わせてビジネスもダイナッミ ックに変化してきた。日本製品は、かつて安く高品質の商品を大量 に作る事によって、欧米の商品市場を席巻した。1980年代の事であ る。
安くて品質が良い日本製品に席巻された欧米のビジネスは、日本に ルイヴィトンを送り込んできた。ルイヴィトンが醸し出すフランス のパリジェンヌが小紋柄のバックを持ち、パリを颯爽と歩くイメー ジに魅了されて、西洋かぶれの日本人は老若男女問わずみながヴィ トンを買いまくった。
ルイヴィトンというブランドが持つ上位イメージは、おしゃれなパ リの洗練された生活イメージである。
ただ安い、高品質だけではものが売れなくなり、マーケット戦略が ブランド全盛期へと入っていく。ありとあらゆる商品がブランド化 しブランドは価値のある資産となっていった。
ブランド価値が、通常の価値を超過してプレミアム価値を資産化し た事は、単にリテール市場のマーケット戦略だけに問題を超越して 市場に大きな影響をもたらした。企業の「のれん」を価値あるもの として、ファイナンス上の価値として市場が認める事となったので ある。
「のれん」に価値を認める事にとって、資産価値と株式時価価値の 差額が説明され、企業買収が可能となったのである。M&Aが市場 で行われる背景には、ブランド理論がファイナンスに非常に大きな 影響を与えた事は事実である。
しかしその一方で市場の現場では、ブランドは氾濫しだし、消費者 が単にブランドだけでは満足しなくなった。ブランドがブランドを 吸収し、強者がいくつものブランドを傘下におさめ、企業は、ブラ ンドポートフォリオを戦略として持つ時代へと入っていく。パワー ブランド、スーパーブランド戦略の時代である。
そして時代は先進諸国の低成長時代へと入っていく。先進諸国で人 口減が始まり、新興国からブランドを模倣した商品が低価格で提供 され、グローバル規模で、市場では物があふれて売れなくなってい く。ブランドだけでは売れなくなってきた。
高品質、ブランド価値のある商品をどうやって売るか?これがビジ ネスモデルの始まりである。iPodはiTuneというソフトを 使って音楽のダウンロード市場を開発した。アイポッドはアイチュ ンのビジネスモデルを使ってブランドと高品質だけで販売を行って きたソニーを市場から蹴散らしてしまった(拙著「リスクを移転し 始めた不動産投資市場」参照)。
ビジネスモデルは商品だけではない。ファイナンスの世界でも市場 を席巻した。サブプライムローンは、住宅が行きわたり売れなくな って飽和状態になった住宅市場でどうやって販売を増やすかという ビジネスモデルである。
本来売るにはリスクがありすぎる販売層にまで販売を拡大するビジ ネスモデルであった。このようなビジネスモデルがグローバル経済 市場を席巻し、本来市場が飽和状態で売れない商品、サービスの市 場を拡大成長させ続けてきた。
この市場の拡大がバブル化しそしてバブルが破綻したのである。今 回の不景気を単にアメリカ国内のアメリカの過剰消費によってバブ ルが生じ、それがはじけた事による原因であると見ると、大きな誤 りを起こす事になる。今回のグローバルな市場で起きたバブルは、 明らかにビジネスモデルによる過剰消費によるものである。
さていつもながらの長い前置きをこのくらいにして、表題のフォー エバー21の登場である。この店はユニクロ等と同様のカジュアルフ ァッションである。日本にはフォーエバー21に先立ってH&Mがや はり銀座に上陸している。
逆にユニクロがニューヨークに出店を果たしている。アメリカには この他アメリカンイクスチェンジ等カジュアルファッションの店舗 展開が既にいくつか成功している。現在ユニクロも含めて、ズペイ ンのザラ等含めて業界では「ファストファッション」と呼ばれて いる。
これらは、それぞれ独特のビジネスモデルを持ち、成長してブラン ド化してきた企業である。これらのブランドはどのような上位イメ ージが備わっているのだろうか?
従来のヴィトン、グッチ等のブランドは過剰なまで機能を付加し、 過剰なまで華美を尽くした商品である。それに対してこれらのカジ ュアルブランドはと事んシンプルである。使いもしない過剰な機能 をなくし、生産過程から完成品まであくまで単純な商品イメージで ある。
現在マスコミで騒がれている、環境問題、低コスト、低機能性、効 率的な生産等いわゆるスマート(賢い)消費者のイメージである。
これらカジュアルファッションを身に着けていると、過剰なまでに 華美なブランドに惑わされるのではなく、環境、グローバル経済、 金融破たん等いろんな問題を前にして賢い消費者をイメージすると いえよう。
今まさに市場がこのイメージに向かってダイナミックに動いている といえよう。
時代は、高速道路の1000円ショックで消費の商圏が大きく変わろう としている。1000円ショックで、人が非常に増加しているのがアウ トレットである。アウトレットが集客できる理由もある。
昔の売れ残りしかないアウトレットイメージではない。賢い消費者 が買いに来るアウトレットのイメージを提供したところに成功の理 由があるといえよう。
さていよいよゴールデンウイークである。今回のゴールデンウイー クのコンセプトはやはり1000円ショック、定額給付金、インフルエ ンザ禍であろう。名古屋の繁華街には人が集まるのか?逃避するの か?
せっかくの定額給付金も、インフルエンザ禍で海外の出る事ができ ず、遠出もしてはいけないような状況になり、お金を使う選択肢が なくなりつつある。思いのほか長い連休の方もいよう。賢い消費者 はどのような行動にでるのか?
連休明けに又お会いしましょう。
以上
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