ニュースレターバックナンバー

====[2009年2月1日]==
「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
名古屋ビジネス情報
主宰 川津商事株式会社
===============
名古屋・不動産に関するビジネス情報誌「名古屋ビジネス情報」 へのご登録ありがとうございます。当社は不動産にとどまらず 広くビジネス情報をお届けいたします。今回は、

  テーマ:祝 名古屋ビルディング竣工

新幹線の駅が心なしかさびしい。冬の朝の新幹線の駅ではトイレが 込んで並ばなくてはならない光景が懐かしく思う。東京駅しかりな ぜかトイレがガラガラである。東京丸の内のブティックでも未だに 60%オフの値札が付いておりクリアランセールでも売れ残った状況 が続いていた。

たまたまの巡りあわせで卒業年度が一年違っただけで、超氷河期に なってしまう人もいる。学校を卒業して就職をする人たちには何の 罪も無い。しかし彼らの人生を大きく左右するほど今年は就職難に なってしまっている。

JR名古屋駅前正面の名古屋ビルディングがいよいよ完成した。こ の建物は最近の超高層ビルにありがちな、自分のデスクまで階段・ エレベーターを乗り継いで時間がかかる不便性も無い、中層のビル であり、名古屋駅の周辺施設とフェイスtoフェイスのアクセスが 非常によくビジネスとして機能性の高いスペックを持った、新しい ビルである。

建物の竣工が2月1日で、今後テナントの入居工事が始まり、実際 の稼動は春ごろになる予定である。一階のキーテナントには既にブ ランドショップのプロモーションカンバンが登場している。ユニモ ールからの直接のアクセスが期待できる地階の飲食店には柿安本店、 カフェプロントの出店が決まっている。

この計画がスタートした時、ビルの関係者とこのビルができる2009 年はどんな時代になっているでしょうか?という世間話をしたこと がある。大きなプロジェクトの間にはまることは予想できていたが、 これほどの金融危機は誰も想定できなかっただろう。

入居率が気になるところであるが、名古屋のフロントにふさわしい 厳選した景気に関係のないテナントをじっくり探す名古屋のスタイ ルが見られることになろう。東京のようにすぐに答えを求めるビジ ネスモデルが、今回の金融危機を生んだことをアナリストは十分に 自戒すべきである。

久方ぶりに、エリアのメネジメントを議論したい。ミッドランド、 セントラルタワーズ等のような超高層の商業施設の登場は、エリア のランドマークとなりシンボリック的な核となる。エリアをブラン ド化して周辺から集客する大きな力となる。

その一方で、これらの商業施設は独自の回遊性を持ち、顧客の囲い 込みをしてしまう。同じエリアにあってもエリア内の他の商業施設 に対して排他的な回遊性を志向するようになる。せっかくエリアが 集客しても、特定の商業施設だけで囲い込まれては、エリア全体に 貢献したとは言いがたい。

かつて弊社が行った名古屋駅前エリアでほしい商業店舗調査でも明 らかであったたが、路面店の商業店舗に対するニーズが強い。名古 屋駅前エリアに登場している高層ビルの縦の立体的な回遊性に大き な魅力を感じている一方で、路面店の回遊性に対するニーズが顕在 化しているのである。

バリアフリーな平坦なグランドを外気・太陽の光の下で、季節感を 感じながら歩きたいというのは、人間の根本的な欲求なのであろう。

超高層の大規模商業施設が登場する一方で、このような市場のニー ズを満たす地域目線の商業施設の追随こそが名古屋駅前エリアの市 場を深化させることになろう。名古屋駅前の地上路面の活気に貢献 するよう、名古屋駅前の足元を末永く明かりをともすビルとなるこ とを期待する。

以上

 


| ニュースレター |  

ご質問などがございましたらお気軽にお問い合わせください。

川津商事株式会社 川津ビル株式会社 
弊社へのお問い合わせ