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====[2008年11月15日号]==
「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
名古屋ビジネス情報
主宰 川津商事株式会社
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  テーマ: 景気対策

世界中の信用市場が一気収縮し始め、株価、 通貨が乱高下しています。少しは落ちつかれたでしょうか。世界的 な株価のメトルダウン以来地、域経済でもいい話題が無く、ネガティブ な話題をあえて大げさに言うこともしたくないため当ニュースレター も配信ができずにいました。

最近銀行が忙しそうに走り回っている。三菱東京UFJが一方でアメリカ モルガンスタンレーに出資をして、他方でそれと同額の増資を実施 している。要は日本でお金を集めてアメリカに投資しただけの話で ある。

しかしこのように金融機関が新規投資を増やすと、自己資本規制比 率の制限が出てくるためその分、日本での中小企業向けの融資の貸 しはがしが横行しだすという懸念が生じる。大手銀行がもし貸しは がしをするなら、そこに入り込み融資シェアを広げようと中小の地 銀が走り回っている状況だ。

中小の地銀も同じである。この結果新規の優良企業との融資がまと まると、優良以下の融資の貸しはがしをしだす。玉突き現象である。 地域経済としては地元地銀のシェアが拡大することは望ましい。

ここしばらく銀行が来るたびに外貨預金いかがですかと言い続けて いる。非常に多くに人がドルを買っているようだ。つくづく日本人 はアメリカにやさしい。

株が暴落してその取り返しをしようと、皆さんがほとんど狼狽買い のようにドルを買っているように見受けられる。対ドル100円を割る ような値段でドルを買って、皆さんはいったいどこで出口を想定し ていうのでしょうか?

為替は特に市中銀行で買うと手数料が高く10円以上の変動を生じ ないとうまみはありません。ということは110円を想定している のでしょうか?或いはそれ以上の120円を想定しているのでしょ うか?

投資には出口が必要です。特に為替のドル預金は海外への送金以外 特に流用する道がありません。通貨為替は非常のリスクの高い資産 です。ちなみにオーストラリアドル預金をしていた人たちは相当の ダメージを受けていたはずです。

ドルは長期的には360円の時代から、アメリカの財政赤字と共に 下落し続けています。短期的に120円になる状況がイメージでき ません。ドルを買われた皆さんの意見をお聞きすると、やはり明確 な出口のない狼狽買いが多いようです。

最近明るい話題だと思ったことは、中国で57兆円の公共投資の実 施に関するニュースである。マネーサプライによる金融危機により、 財政支出による景気刺激策が必要なときに、しかも世界同時多発的 にこの財政支出をすることに非常に意義がある。

公共投資とグローバル経済の話をすると難しくなるので、簡単例だ け挙げておこう。日本が戦後復興のきっかけをつかんだのは朝鮮特 需と呼ばれる朝鮮半島での戦争による需要喚起であった。

反対の例もある。現在の巨額な赤字財政を作った小渕・森内閣時代 の100兆円超の公共投資により中国の市場経済がスタートした。今 の中国の経済大国はこれがきっかけになったことをもっと日本が知 るべきである。

つまり他国の需要喚起政策は、グローバル経済では経済のカウンタ ーパーティーが非常に恩恵をこうむると言うことだ。そのため、お 互いが同時に景気てこ入れ政策を行う事によって、初めてその効果 が期待されるわけだ。このため世界中で同時多発的に財政支出、減 税の政策が検討され始めている。

日本はサブプライムの被害が少ないと言いながらたかが2兆円の定 額減税にすったもんだしている。論壇も枝葉末梢の揚げ足ばかり取 って大局を忘れている。金融危機をチャンスとして日本のバブルの 経験を世界に発信しろと言うなら、桁の違う20兆円は必要でしょ う。

少し前に、あるエコノミストが大規模の財政支出でない限り効果 がないとTVで言っていたが、一笑されていた。これではやはり世界 の金融の舞台でリーダとはなれないでしょう。

もちろん財政赤字が最大のネックです。まず赤字を償却することこ そが再生の大一歩であることは、民間の再生でわかりきったことで ある。日本も切るところは切って赤字をへらさないと永久に閉塞し てしまう。

さてアメリカで民主党が政権をとり、保護貿易をするだろうという 懸念がなされる中、一方で中国の国内需要の世界への開放は、中国 の経済的な発言権が益々強大になるということを意味している。

アメリカが回復するまでの間、名古屋の輸出関連産業もどちらを向 くか選択に迫られる局面が来るかもしれない。

以上



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