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====[2008年7月10日号]===============
  「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
        名古屋ビジネス情報
     主宰 川津商事株式会社
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名古屋・不動産に関するビジネス情報誌「名古屋ビジネス情報」 へのご登録ありがとうございます。当社は不動産にとどまらず 広くビジネス情報をお届けいたします。今回は、

  テーマ: 景気減速こそ都市の生産性を考えよう

直近で東京に出張することがありました。東京都心のデパートある いは高層ビルの商業店舗では前倒しのクリアランセールあるいはお 中元商戦のディスプレーで、人出の時間ではなかったのですが、物 を売るぞというすごい熱気を感じました。

名古屋の百貨店も、アグレッシブな経営で逆境を何とか乗り越えて いただきたいものである。

さて、東海北陸自動車道が貫通しました。 第二名神の効果が実証済みであり、この地域に大きな経済波及効果 が生まれることが期待されています。

三井地所が運営しておられる三重県長島のジャズアウトレットモー ルが、第二名神の開通効果で、滋賀県はじめへ西部の市場が拡大し、 売り上げに非常に大きな貢献をしているというお話をお聞きした。 昨年の増床で、一時日本で最大の店舗数を誇るアウトレットモール にまで成長をしたとのことである。

岐阜にある三菱地所系チェルシー運営の土岐プレミアムアウトレ ットモールとあわせると500億円の市場があるといわれている。交 通網によりより生産の高い市場がさらに効率よく成長していくこと が理解できるわけだ。

さて、サブプライムローン問題に端を発した、いうなれば世界同時 格差不況とも言うべき非常に大きな不透明な景気調整局面に際して、 恐れおののくのではなく、前向きな市場の生産性を上げることを考 えよう。

例えば豊田エリアと栄、名古屋駅を20分台で直結する新交通システ ムの整備の構想である、約14キロのこの区間を直線で、短時間で地 下鉄などで人を運ぶことによって、二つの市場を有機的に結びつけ て生産性を格段に改善させるものである。

豊田と栄などの名古屋の都心部の二つの市場にはお互いに補完しあ うニーズがある。輸送機器関連産業クラスターにより蓄積された富 の消費に対するニーズと、栄などリテール市場の成長の限界を打開 する市場拡大ニーズである。

当ニュールレターでも何度も取り上げているが、産業クラスターの 生成要因は近視眼的な産業遺伝子だけではない。そこに生産性の高 い人が定住する住環境が必要となる。そのひとつの要素が消費の受 け皿となる大都市である。これを提供できるのが名古屋の中心地で ある栄、名古屋駅前エリアである。

名古屋駅に入る地下鉄には現在東山通り線と桜通線がある。二つの 明暗ははっきりしている。桜通線沿線のほうが開発価値が上がって いる。それは新幹線に直結しているからである。生産性の改善に寄 与する交通というものはこういうものである。

今ある既存の豊田、名古屋間の交通のシステムの交通量を倍にすれ ばよい良いというものではない。上の例で言えば、既存の地下鉄東 山線には既存の名古屋市民が使いやすいカラーがあり、これらのニ ーズに対応するビジネスモデルである。これは新しいカラーとはな じまない。

最近東京でも、山手線に平行して地下鉄新副都心線を開通させた。 これにより新しい都心市場の再整備を行っている。弊社の哲学「新 規ビジネスは新しい器を必要とする」である。

豊田エリアでは、話によると、トヨタの従業員がいまマイカーによ る通勤を控えさせられているといわれている。トヨタの堤工場、元 町工場、本社の工場群があるエリアで自動車渋滞が生じ、カンバン 方式のジャストインタイムに支障が出ているというものである。

明らかにエリアの生産性が落ちているわけだ。

トヨタの三好工場、堤工場、そして元町工場から本社間を各駅停車 の区間として、このエリアから栄までの間を約20分で結ぶ新ベレッ ト地下鉄により、二つの市場を効率よく統合させ、それぞれのニー ズを補完させ、全体の都市の生産性をカイゼンさせるものである。

地下鉄の工事費が1キロ200-300億円として総工費3-4000億円台であ る。ミッドランドスクエアーの総工費が役1000億円、セントラルタ ワーズの総工費が約2000億円である。

民間のJR東海がリニアに何兆円ものリスクをとる時代である。 サブプライムローンで金融機関が5000億円もの損失を出せる時 代である。都市がこれくらいのリスクを取ること自体が決して不可 能な時代ではない。

栄のリテール市場、名古屋駅前の再開発に非常に大きなインパクト を与えることは想像だにできる。十分チャレンジに値するリスクで ある。

以上



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