
====[2008年7月5日号]===============
「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
名古屋ビジネス情報
主宰 川津商事株式会社
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テーマ: 名古屋経済景気急減速
7月3日の毎日新聞にリニア構想の話題が登場していた。東京側の 起点が品川になるという情報リーク合戦である。真偽はわからない が、東京ではいろんな思惑が見え隠れして、非常に激しい駆け引き が行われているものと想像できる。
東京駅前、品川駅前どちらにしても、非常に大きな公共投資がなさ れ、新しい日本の経済機軸の起点になるか、なるかならないかでは、 地域の地価等の経済効果に与える影響は計り知れない。東京のフロ ントを変えてしまうくらいのインパクトがあるだろう。
リニアは現在国策ではなく民間の市場原理に優先された構想になっ ている。民間の市場原理で行われるプロジェクトは当然「規制」を 嫌う。規制が少ないエリアを選択するのが当然といえよう。
さて名古屋の話をしよう。
新聞が毎月の名古屋地区の百貨店の売り上げを速報している。6月 の売り上げが前年度比9.7%減となっている。これは見過ごすことの できない非常に大きなマイナスである。実質二桁に違いマイナスを 意味している。
中小の企業であれば存亡の危機にさらされほどの激減である。そこ で全国の百貨店の現況を見てみよう。名古屋地区の百貨店の売り上 げ前年比が今年の1月-1.7%、2月-1.7%、3月-5.8%、4月-6.3%、 5月-5.8%、6月-9.7%である。
これに対して全国の売り上げベースが1月-2.1%、2月0.9%、3月 -1.2%、4月−3.4%、5月-2.7%。東京では1月-1.6%、2月2.8%、3 月-0.7%、4月-0.7%、5月-2.3%である。
百貨店の売り上げベースで名古屋の売り上げのマイナスが、全国の 他の都市の中でも突出しているわけだ。背景には、物価高騰から消 費を手控える家計消費の部門の縮小が推測される。
名古屋市場は先を見て財布を硬くするところがある。他の都市に先 駆けて急に財布の紐を締めたようなところがある。市場が発してい るこの情報を注視する必要がある。
ちなみに、2008年度の路線価が公表された。概要は「上昇率の鈍化」 である。高いところではいぜんとして50%もの上昇を示していると ころが名古屋にはある。当事者は、指標とこの市場の現況とのギャ ップを説明する必要があろう。
今回のインフレは好景気を背景にした過熱景気による人手不足など のコストアップではない。明らかにグローバル市場の失敗から来る 財物の最適の配分の失敗から来る異常なコストプッシュインフレで ある。
大きな嵐がきそうだ。
以上
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