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====[2008年6月1日号]===============
  「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
        名古屋ビジネス情報
     主宰 川津商事株式会社
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名古屋・不動産に関するビジネス情報誌「名古屋ビジネス情報」 へのご登録ありがとうございます。当社は不動産にとどまらず 広くビジネス情報をお届けいたします。今回は、

  テーマ: WEB2.0からWEB3.0へ−その2

前回のニースレターから引き続いきマーケティングの新しい潮流の 中から、不動産ビジネスへの影響を考えてみよう。前回は、市場で 検索できない物、情報の共有ができないものは、新しい市場の購買 パターンの対象とはなり得なくなるだろうというものであった。今 回は市場そのものを考えてみたい。

皆さんは現在の企業の経営資源と言えば何をあげることができよう か?一般に人、物、金、スペース、資源(鉱物)であると言われて いる。そしてスペースが不動産から派生した概念である。

不動産投資市場はリアルな現物を売り買いする市場である。このリ アルな市場に対して「セカンダリーマーケット」と呼ばれる市場が 登場している。そこでは実物不動産を証券化した物を売り買いする 市場である。

企業を現物資産として直接売り買いする事は実効性がなく、あまり 行われない。しかし企業を証券化した株式は証券市場で売買される。 これもセカンダリーマーケットである。日本の不動産ビジネスでは 証券化という言葉が2000年から登場しだし、この市場が急速に 成長している。

やがてセカンダリーマーケットの力が増し、そこで行われる取引量、 価格あるいはさまざまな市場現象が、逆に実物のリアルな財物の市 場を支配することがある。サブプライムローン問題などもまさにそ の実例である。

ほかにも、リアルな実物市場から派生した仮想市場が多くある。今 やネット上のショッピングモールは企業の規模に関係なく多くの企 業、ショップが関係している。これらの市場の中で検索と共有を伴 うAISAS(電通のパテント)購買行動がなされているわけだ。

インターネットのショッピングモールの活況は、単純に「便利」だ から消費者が利用するのではない。情報の検索と共有という新しい 市場ニーズに応えたビジネスモデルであるネット上のショッピング モールだからこそ利用するのである。これに気が付かないと時代の トレンドを見誤る。

検索したいというお客にとって、いちいち実際の店に出向きすべて の店を回って買う物を検索して買いなおかつ情報を共有することは 現実に不可能となる。とどうなるか?それを可能とするネット上の ショップが競争優位を持ち実際の販売ショップの機能が低下するわ けだ。

マーケティングの世界ではAIDMAからAISASへトレンドが 移行している。AIDMAとは、購買行動が「認知A」して「興味 I」を持ち、欲しいという「欲求D」を持ち、「記憶M」し、購入す るという「行動A」を起こす従来型のパターンである。

これに対してAISAS(電通のパテント)とは物を「認知A」し て「興味I」を持ち、インターネットで「検索S」をして「行動A」 購入しその後買った物を評価するためにその情報を市場で「共有S」 する。

AIDMAが実際の店でのすべてを完結させる購入行動である。A ISASがネットを利用することによって可能となるショッピング である。この大きな潮流から推測できることは、従来型の「店」コ ンセプトが市場ニーズと乖離し始めているということである。これ へ前回も紹介した。

現在小売業の最大手が5兆円以上の売り上げを実現するセブン&ア イ・ホールディングスである。2位がやはり5兆円台の売り上げを もつイオンである。これに対して百貨店業界が各社統合を繰り返し て業界の再編を行い存在の意義を模索している。 http://www.kawatu.co.jp/nagoya/kwo/DEPART2007.pdf 上記弊社の作成したレポート、データを参考にしていただきたい。 百貨店のシェアが急激に縮小している。総合スーパー、専門スーパ ーの市場シェアが拡大してるが、最も大きな成長率を示しているの がEコマースの世界である。現在3兆円の市場規模に対して年 20-30%の増加をしている。

今後消費者の行動パターンとリテール市場の携帯が非常に大きく変 わりつつあるわけだ。近い将来ネットショップの市場規模が10兆円 規模になる状況を想像していただきたい。現在の3倍である。

その分どこの販売チャネルが市場規模を減らすことになるのであろ うか?今や、ネット販売でもブランド物の10万円クラスの商品が頻 繁に購入されている。それ以上の高額商品か、逆にネット取引のコ ストが高くなってしまう低額商品、店舗独自のオリジナル商品以外 はおそらくネットショッピングとの間で激しい奪い合いが起きるの であろう。

いずれにしても、百貨店などの大規模商業施設の売り上げに頼って きた都心部、あるいは一般の小売店舗に対する需要は確実に縮小す ることになろう。

その一方で、商品のメーカー側としてはネット上で紹介しきれない、 商品の品質等のプロモートを人の集まるところで集中して行う必要 がでてくる。大都市の都心部で、商品のプロモーションが可能とな るスペースに対するニーズが出てくる。

都心部でのプロモーションとは、エンターテイメント性があるエリ アで、商品のブランドイメージの構築である。これが可能となるエ リアが他のエリアとのエリア間競争にも勝つことになろう。

今急成長している名古屋駅前といえどもこのような市場の大きなト レンドについていけないと将来は無いだろう。一方栄のようなエン ターテイメント性があるエリアでは、このようなトレンドを取り込 みやすくかつ将来の可能性は非常に高い。

想像の域であるが、名デパートは、販売による収入よりも、展示パ ブリックプロモーションによる広告宣伝収入へのビジネスモデルの 構築が将来の大きなトレンドになるかもしれない。非常に大きなマ ーケットのダイナミズムの中で生き残る業態、エリアはどこだろう

か? 以上



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