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====[2008年3月20日号]===============
  「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
        名古屋ビジネス情報
     主宰 川津商事株式会社
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  テーマ: 東京名古屋間40分まであと17年

いよいよ5兆円もの社会基盤整備事業がやってくる。しかも民間企 業によるものであり、公共事業の効率の悪さと比較するとその1.5 倍以上の経済波及効果があるのではないだろうか。いずれ時が来れ ばシンクタンク各社がその経済効果を計算するだろう。

全国区ニュースではあるが、なぜか一面には載らない。中央リニア 整備事業である。一民間企業であるJR東海の事業だからだろう か?東京名古屋間のきわめてローカルは話題なのだろうか?

東京まで40分。名古屋が通過駅ではなく名古屋が始点となる新しい 経済機軸を構成する交通システムである。これにより従来の東海道 新幹線はひかりを中心とするローカル線となる。

東京名古屋間の太平洋ベルト地帯がより充実した新幹線・リニアに よるネットワークができ、その間が1時間をきる時間で完結するわ けだ。この事業の完成予定が2025年、この先17年後である。

17年という期間は、名古屋の例で言えば、名古屋の誘致が破れたソ ウルオリンピックが開催されたのが1988年、でその後愛知万博が開 催された2005年までが同じ17年間である。

東京駅の起点が品川になるのか、東京駅になるのか、すでにいろん な駆け引きが始まっている。時代の流れから見ると新幹線の前の夜 行列車時代の中心駅が上野であり、新幹線時代になり上野が衰退し 東京駅への集中が起きた。リニア時代になるとどうなるか?

太平洋ベルト地帯というメガロポリスというエリアのネットワーク を考えると、東北地方へのアクセスに重要な必要性は無いかもしれ ない。上野から東京駅そして品川へと東京の基点が移動するのもま た時代の流れかもしれない。

そうすると今の東京駅界隈はどうなるのだろうか?どうも土地屋は 胡散臭いことを想像してしまう。東京名古屋間40分時代のビジョン が名古屋にはあるのか?大阪は何時動き出すのか?

3月号の月刊誌ウエッジの巻頭に「グローバル化に乗り遅れた日本 の交通体系を再構築せよ」という過激な提言が出ている。もちろん JR東海によるものである。内容は効率化、国際化、環境に着目し た交通システムの再構築の必要性を説いている。

過度の航空システム、過度のモータリーゼイションへの批判であり、 もっと緻密な電車システムによる都市交通の必要性である。読むだ けの価値はある。トヨタを擁する名古屋では、多少ハバカル内容で もあるが、今やリニアを御旗に鉄道事業の雄となりつつある同じく 東海地方を代表する企業が言うのであれば説得力もある。

素人の発想では、自動車のハードを作るトヨタと、鉄道のソフトを 作るJR東海と、ANAの大株主の名鉄が組み相乗効果を出せば、 中部圏の交通システムは1+1+1=3以上になる気がするが、そ こが民間企業の難しいところなのだろう。すでにANAは中部から 手を引こうとしている。

東海地方が、自動車の城下町だからといって、古臭いモータリーゼ イション一辺倒で都市機能の効率性を落とすことは、おそらく当の トヨタがもっとも避けたいところだろう。もっとも路面電車の復活 は、広小路通りの歩道拡張推進などと衝突する話かもしれない。

あっちを立てれば何とやら・・・・。とりあえずJR東海頑張れ! だろう。

以上



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