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====[2008年2月25日号]===============
  「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
        名古屋ビジネス情報
     主宰 川津商事株式会社
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  テーマ: 祝新名神高速道路

道路財源問題が国会で議論されている中で新名神高速道路がいよい よ開通した。亀山と草津田上(たのうえ)間の開通である。東海地 方の産業を支えるインフラとしてさらなる整備が期待される。

日本各地で高度成長、バブル経済の時代に整備された社会基盤整備 の再構築が始まっている。社会基盤整備はその後の地域経済に与え る影響は非常に大きい。過去を見ればその実績は明らかである。

1982年に中央高速道路ができ、甲府を中心に内陸工業団地が整 備され、家電企業の企業進出が始まった。その後山梨県では県民一 人当たりの所得が全国で10位まであがった。それが現在それ以上 の整備がなされず、エリアの生産性を落とし家電業界はその生産拠 点をアジアに移し2004年で30位まで下げている。

2005年の万国博覧会の開催までに名古屋・三河地方で、全国の 地方都市で公共事業が削減されている時に、巨額の社会基盤整備が なされた。この道路交通網がトヨタをはじめとする三河地方の輸送 機器関連産業クラスターの生産性を上げ収益力を格段に押し上げた。

その収益の一部をトヨタが名古屋駅前に投資をした。名古屋駅前が 三河地区の産業クラスターのフロントシティーのポジションを明確 にして、その核となる名古屋駅前エリアが急成長した事は言うまで も無い。

その地域の経済産業に対して、新しい交通システム等の社会基盤整 備は、効率性を求められる市場経済化の中にあって、従来以上に重 要になっていく。仕事も無いのに道路なんて要らないと言っていた 1990年代末2000年はじめの不況時とは、時代が違う。次の 10年20年先を考えなくてはならない時期に来ている。

今回の新名神高速道路があるエリアの滋賀県は2004年度の県民 経済計算で、1人のあたりの県民所得が東京、愛知、静岡についで 全国で4位である。さらに三重県も10位にランクされている。非 常の生産性の高いところである。

三重県は最近シャープの亀山工場の誘致に成功した事が有名ではあ るが、実はそれ以前よりホンダの自動車産業を中心にした産業構造 を持ち堅実な成長をしてきた。1990年以降着実にランキングを 上げてきた県である。今回の道路網の整備で関西圏と三重県北勢エ リアそして四日市港等臨海部とのネットワークを生かせば、その潜 在能力は益々高くなる。

現在トヨタ関連の部品企業の進出がおき、これらの交通インフラが 企業の生産性に欠かせないものとなる。かつてバブル時代、瀬戸の 本四架橋が作られ、東京湾のアクアラインができた時に、次の構想 として伊勢、知多・渥美半島をつなぐ大橋の構想があった事を覚え ているだろうか。バブルに作られたこれら本四架橋、アクアライン は共に赤字だ。

かつて昭和40年代後半今の名四国道が伊勢湾臨海工業地帯を縦貫 する産業道路として作られたとき、いずれこの道に自動車がいっぱ い通る時代が来るだろうかと懸念された。今や伊勢湾エリアの大動 脈となっている。このような地域における道路交通網の社会的意義 は大きい。

東海地方の産業クラスターは三河、東濃地方だけではない。中部国 際新空港がある伊勢湾を囲むエリアを中心に産業ネットワークがで きはじめ、これを効率よく結ぶ社会基盤整備作りが必要になってき ている事は明らかである。

長野県、静岡県、愛知県の3県にまたがる飯田、佐久エリアには合 計すると200万人になる産業エリアが登場している。縦割りの県 行政によりあまり注目が集まらないエリアである。さらに肥沃なス ペース、温暖な環境、豊富な資金を擁する太平洋沿岸エリアへつな がっていく。

現在策定がなされている国土形成計画に明記されている道州制にお いても中部圏の核となるエリアである。さらに新交通システムを拡 充させて、この地域の生産効率を上げ、企業が流出しない環境をさ らに整備するべきである。

以上



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