
====[2007-10-10号]===============
「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
名古屋ビジネス情報
主宰 川津商事株式会社
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名古屋・不動産に関するビジネス情報誌「名古屋ビジネス情報」 へのご登録ありがとうございます。当社は不動産にとどまらず 広くビジネス情報をお届けいたします。今回は、
テーマ: ランドマークとエリア開発
岐阜駅前でランドマークが完成した。岐阜駅前の市場の活性化に非 常に寄与するものとして期待されている。岐阜はアパレル産業の低 迷のあおりを受けてしばらく元気が無かった。中心市街地での百貨 店の撤退。
名古屋駅前の開発の商圏を奪われる等なかなかその浮上ができずに いた。名古屋駅までの通勤時間の名鉄とJRの1分を争う競争が市場 に活を入れ始め、またJR駅前と名鉄駅前の開発競争にもつながった。 その象徴が今回のランドマークへの期待といえよう。
成長を続ける名古屋駅前と岐阜駅前の通勤時間20分という新しい 関係による市場経済の活性化といえよう。
このような高層複合ビルを使ったエリア開発が日本全国で進んでい る。名古屋駅前、東京駅丸の内、そのほか京都、札幌等いまさら例 を挙げるまでも無く、都市の核となる駅前エリアに高層ビルと建て る事でエリアを活性化するビジネスモデルは周知のとおりである。
しかし今回の岐阜のように、大都市の都心部だけでなくこのビジネ スモデルがさらに地方都市あるいは周辺都市にまで広がりつつある。 東京駅八重洲口で行うJR東日本の超高層ビル。渋谷駅前の東急グル ープによる高層ビル等である。
東急のビルは企業カラーを前面に出し、また渋谷カラーを拡張させ たミュージカルホール、社会人アカデミー、また災害時の帰宅困難 者のための施設等を併設して、エリアのブランドの拡張だけでなく 都市として必要とされる機能を付属させより信頼されるようになる わけだ。
いずれにしても、多くのエリアで、このような高度に集積された複 合施設を核として、再開発をしようとしているわけである。では他 にこのような高度に就役した複合高層ビルを使わないで特徴ある再 開発、再生の手法を行っているところがあるのであろうか?銀座、 原宿のような景観法でその街並みの保全の方向性を打ち出している ところ以外ではあまり聞かない。
つまり今現在行われているエリアの再生はこのような高度に集積さ れた複合施設によるものであるという事である。ただしこれができ るのは条件がある。そのエリアにおいて、単体でイニシアティブを とる事ができる強力な企業がある事。市場経済の原理が働く事であ る。
そのエリア内にある企業が弱体していたり、企業本体の再生でいっ ぱいのところ。エリア間競争、エリアない競争等の市場競争がない ところ。行政の力が強くて市場経済の原理が働かないところ。等で はこのような再生の構想すら出てこないのが現状なのかもしれない。
名古屋で期待されるのが金山駅であろう。文化的には渋谷に近いも のがあるかもしれない。金山の成長の可能性は非常に大きなものが ある。比較的開発しやすい余地が残っているし、交通アクセスが非 常によくできている。JR中央本線、あるいはJR、名鉄の三河地方の 市場を一気に抑える事も可能である。金山にメジャーな百貨店がで きたらこのエリアは大化けするだろう。
マーケットは、オセロゲームのようである。ここを抑えると一気に 市場大部分の白黒を反転してしまうような急所がある。しかしその 急所は三すくみで牽制しあいなかなか手を出せない何かの事情もあ る。
例えば栄に拠点を置く企業は金山に投資する事によって栄のシェが 落ちる。名古屋駅もそうである金山に投資をすると確実にシェアを 奪われる。自分で自分の首を絞めるために投資を行うようなもので ある。であるなら外部からいきなり参入してこないように大店舗立 地法等の規制を使って、新たな参入を排除しよう。こうなるとまさ にゲームの理論となる。
また、あまり意味の無い勝手な事に話がそれたが、重要な事は渋谷 でも、東京駅前でもどんどんエリアの再生を市場原理によって行っ ているという事である。そしてその多くが高度集積型の複合高層ビ ルによるものである。名古屋駅前と競争的関係を作って市場を活性 化できるところを戦略的に再生させないと、名古屋駅前の成長はや がて止まってしまうだろう。それ、は唯一の名古屋市内の元気印を なくしてしまう事になる。
以上
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