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====[2006-10-5]===============
  「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
        名古屋ビジネス情報
     主宰 川津商事株式会社
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名古屋・不動産に関するビジネス情報誌「名古屋ビジネス情報」 へのご登録ありがとうございます。当社は不動産にとどまらず 広くビジネス情報をお届けいたします。今回は、

  テーマ:栄のプロジェクト

栄にある名古屋証券取引所新築プロジェクトがいよいよ着工する。 小さいながらも由緒ある旧伊勢町界隈の再開発プロジェクトである。 名古屋証券取引所が主なテナントとなり、証券関連のテナント、さ らには近隣大津通りのブランド街を意識した、商業テナントの誘致 も期待されている。

立地的には、ナディアパークの北に位置し、大津通り、広小路通り に隣接した可能性に高いポジションに有り、昔からの繊維問屋を相 手にした株式、商品取引のメッカである。栄の大津通りの最も近く、 栄エリアの中では比較的バックヤードも広く、それ程固定されても 居なく、今後もいろんな開発がでてくる可能性のあるエリアである。

バブル崩壊後、零細証券取次会社が廃業したり、風俗店が出来たり して魅力の無いエリアであったが、証券業界の淘汰が進み、新しい ビルが出来始め落ち着きを取り戻し始めたエリアでもある。

名古屋の駅前に象徴される今注目されている大型再開発の多くは、 名古屋資本ではなく、東京資本或いはファンドンによるリスクマネ ーによってなされている。栄エリアは名古屋駅前に比して名古屋の 地主が多い分再開発のブームに乗り遅れている感がある。

今回の名証ビルプロジェクトも平和不動産という東京資本の企業に よるものである。平和不動産は、従来東京証券取引所などの建物を 所有した由緒、格式のある日本各地の証券所の大家さんである。家 賃も取引の証券取引出来高によって決まっていたほどである。

逆に言えば、バブルのころはなんら努力をしなくても証券売買取引 が膨らみ、高い賃料を得た。どちらかといえば市場原理とは縁の無 い親方日の丸的な企業であった。名古屋の今回の由緒ある伊勢町界 隈にも多くの資産を持ち、その有効利用が期待されているが、もう 一つ話題、ブームにならないところがその所以でも或ろう。

証券取引所のリコンストラクトの機会は、たんなる建物の更新では なく、ビジネスモデルの更新であるはずである。従来の様な人によ る場立ちの証券交換ビジネスモデルではなく、新しいITによるヴ ァーチャル、映像的、仮想的な証券ビジネスに必要な建物であるは ずである。「新しいビジネスモデルは新規器を求める」である。

営業面においても一般投資家を含めて多くの人に、新しいビジネス モデルを提供できる千載一遇のチャンスでもあるはずである。しか もそのコンテンツは今最もホットな証券である。新しいファイナン ス時代の中心にある業界である。

確かに市場の関心は、現在栄より名古屋駅前に向いている。しかし 栄の商業エリアは日本の核ともなりえる潜在能力を持ったエリアで ある。そこでの新しいビジネスモデルの試金石であるはずである。 このプロジェクトに関する情報発信は平和不動産からのみである。
http://www.heiwa-net.co.jp/news/pdf/060922.pdf
今後の情報発信を期待している。

以上



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